「 いざ、生きめやも 」
宮崎駿監督の” 風立ちぬ ”。
しっとりと良い映画。
とてもシンプルな愛情とその儚い美しさが。
そして切なさ。切なさがとても古き良き日本の様な気がして。
素朴であり、潔く、素直であり、真っ直ぐで、
物事とちゃんと向き合っている感じがして。
守ることの大事さや、夢や憧れ。
沢山詰まったシンプルな良い物語。
あの頃、将来は風の谷のあの人になりたいと思った。
どこかの誰かも言ってたけど。
強く優しくある様に。
大切な人に優しく、その人を守る為に強く。
向き合う強さ、思いやる優しさ。
信じる強さ、そして、忘れる優しさ。
そんな事を考えながら、物も作ろうと思う。
強さと優しさのバランスを考えながら。
切っても切れない家族の愛情の様に。
ごっつくてどっしりしてるけど、瞳の綺麗な象の様に。
時には、コショウの効いたスクランブルエッグの様に。
風に憧れて、そして空を飛ぶ。