昨日、ミッドタウン2121「コメ展」のオープニングに行ってきた。
http://kometen.jp/
そこにあった映像
その映像はすっと、自分の中の久しぶりな場所に入ってきた。
忘れてたもの、気づかないふりをしてた場所。
日本人なら誰もが持っている本能をくすぐるような。
完全なる調和、映像が音楽に溶け込み、リズムとカット割りが心地よい
全ての要素が助け合って、お互いをより良い物にしている。
実は、オープニング終わり20分前に着いたから、その映像全40分のうち、ほんの最初の30秒くらいしか見れなかった。
すごく久しぶりの感動。なんだろう。
音と映像と空気感とその裏側にある監督の意思が完全に調和しているのかな。
今回の「コメ展」の主催プロデューサー佐藤卓さんも初めてみた時、涙したそう。
私達ヴァースが作りたいものもこう言う物。
ヴァースのフィロソフィーにある、「静かな個性」にも同じような意味を持たせてる。
ぶつかり合う我儘な主張の個性ではない、芯はあるけど静かな個性。
どこにでも存在する様々な場所、そしてそれを構成する様々な要素。
建築、インテリア、グラフィック、そしてここに入ってくる、風、におい、ひと、音、
これらの要素はどれも強すぎない方が良い
オーケストラとかの多重奏と一緒で、
バイオリンの音だけ大きかったり、トロンボーンだけリズムがずれてたりはない様に
すべては謙虚に周りを感じ合って、それなりの主張をする。
これらが、周りを助け合って一つになる時、その場所はとんでもない強さを持つ。